「経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ」41日目

山根節さんの『経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ』を読みました。会計初心者にも優しい入り口になってくれる本でした。

 

 

「財務諸表の読めない企業家」は「地図の読めない登山家」と同じ

僕は登山が好きです。日帰り登山しか行きませんが、それでも初めて行く山で登山計画を立てないことはありません。紙やアプリで地図を確認してルートと所要時間を何度も検討します。それも登山の楽しさだったりします。

そのため、財務諸表を地図に例えることは納得感がありました。財務諸表では「経営」という実体のないものが2次元で表現されています。地図上の等高線から山の形をイメージするように、いつか財務諸表から経営の全体像を見られるようになりたいです。どうやらそれが財務諸表を読むということのようです。

 

アバウトに財務諸表を読む方法

財務諸表に書かれているものは数字です。百万円単位のとても大きな数字です。会計ビギナーにはつらいところです。そこで、ざっくり全体像を押さえる方法が紹介されています。

「金額比例縮尺によるパターン認識」というものです。財務諸表の金額の大小を図表にする方法です。例えば、10億円を1cmで表現するなどです。下の表のようになります。

こうすることで、金額が大きなものが目立つようになります。BSとPLのサイズ感も比較できるようになります。ざっくりアバウトに財務諸表を読めるようになります。

ビジュアル(比例縮尺)財務諸表の「健全!どんぶり会計β版」

 

以上、2つのことを学ぶことができました。

会計の苦手意識はまだまだ消えません。相変わらず売掛金と買掛金がごっちゃになります。この本をしっかりインプットして、まずはどんぶりで読めるようになりたいと思います。