朝倉祐介さんの『ファイナンス思考』を読んでます。僕が持ってる最低限の会計知識でスラスラ読めてとても勉強になります。
タイトルの通りファイナンスの考え方、使い方がガラッと変わる本です。
例えば、「外部からの資金調達」「資金の創出」「資産の最適配分」「スタークホルダー・コミュニケーション」の4つの枠組みそれぞれに、ファイナンス思考が必要とされています。
資金調達のイメージはあったのですが、どのようにキャッシュを作り、分配し、投資家に説明するのか、それぞれにファイナンスの考え方が求められるのは理解しやすいです。
ファイナンス思考は、価値志向であり、長期志向、未来志向です。短期目線での売上や利益の最大化、管理的・調整的な経営アプローチとはまったく違う視点で考えなければいけません。
マーケティングや組織戦略と同じように、ビジネスをする上でベースになる考え方だと思いました。
アマゾン、リクルート、JTなど企業の事例が多いのも楽しいです。わかりやすく説明されていてページをめぐる手が止まらなくなります。
特にJTの事例はスリリングで面白かったです。時間があれば調べて勉強したいですね。
この本を読んでファイナンスが少し好きになりました。ファイナンスなくして起業家精神(アントレプレナー シップ)は語れません。僕が大学院で勉強したいことのひとつです。
レベルアップした本も読めるように一歩ずつ進んでいきます。