「〜何年か後に振り返れば今日のことを思い出すよ〜今村美月ソロツアー「Beautiful moon」感想」121日目

今村美月さん(以下、推しメンと書きます。)との出会いは2019年4月でした。数年まともにオタクをしていませんでしたが、船が好きだったのでSTU48号を観に行きました。

心を奪ったはパフォーマンス中の笑顔でした。楽しそうにニヤニヤしてる子だいたい好きになります。心臓を掴んだのは歌声でした。『365日の紙飛行機』の歌い出しからガチ恋(ムーブ)が走り出したのかもしれません。

そんな推しメンのソロツアー「Beautiful moon」がはじまりました。初日の感想を書いていきたいと思います。

『出航』〜『気にならない孤独』

会場は千日前の老舗「味園ユニバース」です。ずいぶん前に1度だけアイドルのイベントで行きました。独特で素敵な雰囲気の会場です。推しメンが好きなミラーボールもたくさんあります。座席から見上げながら開演を待ちます。

推しメンはツアーのイメージ写真にもなっている赤いドレスで登場します。直近のSEPTの舞台もですが深い色の赤がよく似合います。ちなみに、これを書いている机上には推しメンのアクリルスタンドが並んでいるわけですが、朝陽奈命、クリスマスグッズ、今回のツアーグッズとまるで赤い月ですね。

1曲目『出航』、2曲目『思い出せる恋をしよう』、3曲目『花は誰のもの?』STU48楽曲のバンドアレンジが続きます。今回のツアーはホーンセクションありの豪華生バンドです。大好きな楽曲に生バンドと会場の雰囲気、推しメンの歌声が新しい魅力を加えます。

『出航』は原曲以上に明るく前向きなイメージで、異世界転生アニメのオープニング・テーマ感がありました。推しメンいつかLiSAさんやAimerさんみたいになるんじゃねえかと妄想しながら聴いてました。しっとりしたアレンジの『思い出せる恋をしよう』は本当に歌詞が刺さります。ウルっとしました。『出航』と次の『思い出せる恋をしよう』は全員選抜曲という共通点があります。グループのことを考えながら選んだのではと妄想してしまいます。

STU48の看板曲『花は誰のもの?』はアレンジによってより力強くなっていました。音源化して欲しいレベルで素晴らしかったです。

続いて、兵頭葵さんのコーナーです。まずはキーボード・バージョンの『大好きな人』です。MVのことなど思い出しながらしっとり聴きました。次の『気にならない孤独』STU48の歌姫・池田裕楽さんのソロ楽曲です。推しメンの歌のうまさを堪能しました。

 

『月光』〜『真夜中は純潔』

事前に、このツアーではSTU48以外の楽曲も披露されることがアナウンスされていました。兵頭葵さんのコーナーの最後に、昼の部は鬼束ちひろ『月光』、夜の部は絢香『三日月』を聴くことができました。"月"にちなんだ選曲がオシャレです。

転換とバンド・セッションが演奏する『風を待つ』を挟んで、グレーのジャケットに衣装チェンジした推しメンが再登場します。パンツスタイルと厚底でスラッとしたイケメン推しメンも良いです。『無謀な夢は覚めることがない』が披露されます。原曲がEDMなので、バンド・セッションのギャップがとても良かったです。無謀な夢を追いかけることを英語で「ムーン・ショット」と言います。聴けば何かに挑戦したくなります。

続いて、EGO-WRAPPIN'『くちばしにチェリー』椎名林檎『真夜中は純潔』です。僕はこういうライブでは間奏のフリー・セッションが好きだったりします。『くちばしにチェリー』のホーン・セクションが素晴らしすぎて痺れました。『真夜中は純潔』では推しメンのサングラス姿に萌えました。

 

『暗闇』〜『ペダルと車輪と来た道と』

そして、スペシャルゲストのコーナーです。昼の部は沖侑果さん、夜の部は石田千穂さんと大阪はSTU48のメンバーです。沖侑果さんは岡山出身で親近感があります。推しメンともプライベートで旅行に行くくらい仲良しです。2人の卒業前に並んでステージに立つ姿が観られて良かったです。石田千穂さんは華があります。さすがSTU48のセンターです。STU48で推しメンが月ならば、石田千穂さんが太陽なのかもしれません。

バンドアレンジの『暗闇』に続いて、昼の部はドラフト3期生楽曲の『やがて菜の花が咲く頃』、夜の部は石田千穂さんセンターの『笑顔のチャンス』が披露されます。『やがて菜の花が咲く頃』では別々の道に進む2人をまた一緒に観られる日が来ればいいなと思いました。『笑顔のチャンス』は楽曲と歌詞、とにかく歌としての力が強すぎます。生バンドにもぴったりでした。

本編はラストスパートです。エレファントカシマシ『今宵の月のように』を推しメンが歌い上げます。僕はこの曲の8cmシングルを持っていた側です。声は出さずに一緒に歌って楽しみました。「愛を探しに行こう」のところが好きでした。『ペダルと車輪と来た道と』も元気をくれる曲です。

 

『幸福論』〜『瀬戸内の声』

やっぱりアンコールはツアーTですよね。アレンジしたツアーTシャツを着た推しメンも可愛かったです。アンコール1曲目の椎名林檎『幸福論』は推しメンの声にぴったりでした。従順なオタクなので『幸福論』の歌詞を改めてじっくり読みましたが、たしかに推しメンとオタクの関係だと思いました。これから先もこんな幸福があればいいなと願ってしまいます。

最後の曲、『瀬戸内の声』では兵頭葵さん、スペシャルゲストも登場して大団円です。いつも静かな海のような楽曲ですが、このツアーでは夏のビーチのような楽しい波音を聴かせてくれました。

 

こうして推しメンは初めてのソロツアーで15曲を1人で歌い切りました。初日の大阪は2公演で大変だったと思います。やり切った推しメンが尊いです。本当に自慢の推しメンです。その笑顔を観て、歌声を聴いているともっと頑張ろうと思えます。無謀な夢を追いかけたくなります。この気持ちはSTU48を卒業しても変わらないのだろうとシャンデリアの下で輝く推しメンを観ていて思いました。

ツアーは東京・広島と続きます。広島は推しメンのお誕生日当日です。楽しみ尽くします。