「マーケティングと競争戦略」89日目

1stクオーター最後の授業はマーケティングでした。

競争戦略について復習しました。

 

競争は市場が成熟する過程で起こります。

まず、新しい商品やサービスが消費者の需要を呼び起こします。それによって市場が「成長」します。市場が大きくなればなるほど新規参入者が増えることになります。そうして競争が生まれます。

競争は市場をさらに拡大しますが、やがて限界となります。これが市場の「成熟」です。そうなると、市場の中でパイを奪い合う競争が激しくなります。

図にするとこんな感じです。

 

これを製品の寿命で表したものがプロダクト・ライフ・サイクルです。導入期・成長期・成熟期・衰退期の4期に分けることで、戦略的に競争を考えることができます。

ポーターはコストリーダーシップと差別化、集中の3つの基本戦略があると説明しました。

 

そして、競争地位によって取るべき戦略が変わります。リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーの4つに分けられます。

リーダーは取るべき戦略定石があると言います。周辺需要の拡大、非価格競争、同質化対応です。すでに市場の大勢を取っていることを活かして、需要を取り込み、高い利益を守り、後追いで他社を追い抜くことができます。

ニッチャーは細分化された市場のミニ・リーダーとなる戦略が定石です。市場リーダーと同様の打ち手で優位を取りやすくなります。

 

新規事業をはじめるときは、市場がどの状態にあるのかをよく見なければいけないと思いました。そのとき、市場に新しい需要を見出すことができればニッチャーとして成功し、いつか将来のリーダーとなれるかもしれません。