「世界は4Pでできている〜マーケティング・ミックスについて〜」19日目

マーケティング戦略を考えるとき1番うまみがあるのが4Pでしょう。

4Pは下の4つです。4つの間の調整のことも書いていきます。

  1. Product
  2. Price
  3. Promotion
  4. Place
  5. 4Pのバランス調整 

 

本題に入る前に、マーケティングのプロセスについて整理しておきます。

マーケティングのプロセスとして、マーケティングの目的と対象をはっきりさせておくことが大切です。いきなり4Pはおすすめできません。

基本プロセスについてはこちらのブログもよかったらどうぞ。

hiro4ge.hatenablog.com

 

Product(製品)〜価値の創造〜

ここでの製品はかなり幅広い意味合いです。

ラーメン屋の看板メニューはもちろん、美容院のヘッドスパ、社労士の労務管理サポート。

モノやコト、製品やサービス、いろいろ呼び名はありますが、マーケティングの目的と対象に合った価値を創り出すパートです。

 

Price(価格)〜価値の表示〜

製品(=価値)がどれくらいのものなのか、値段を付けるパートです。

高すぎると市場に受け入れられません。安すぎると品質が悪いと思われるかもしれません。

コスト計算も欠かせませんし、ライバル会社の動きも要チェックです。

あまりにも奥が深く、戦略的であることが求められます。

 

Promotion(プロモーション)〜価値の伝達〜

製品と価格を消費者に伝える方法を考え出すパートです。

マスコミ4媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)、インターネット、屋外広告やDMなどが、マーケティングの目的と対象に合わせて選ばれます。

広告の効果測定についても合わせて考えることが必要です。

 

Place(場所・販路・チャネル)〜価値の提供〜

製品を消費者にどのように提供するのかを組み立てるパートです。

高級ブランドのバッグはコンビニでは売りません。軍手や安全靴を売るならホームセンターに置いてもらいたいところです。

そのとき、ユニクロのように自前で販路を持つのか、しまむらのように卸から仕入れるのかも考えます。

サービス業であれば店舗の立地を選び抜く、など決めることがとても多いですね。

 

4Pのバランス調整 〜マーケティング・ミックス〜

4Pに"極振り"はありません。

製品・価格・プロモーション・販路のバランスを取ることが大切です。

何度も書きますが、マーケティングの目的と対象に合わせて、ベストバランス(ベストミックス)を目指します。

大きな売上を幅広い顧客から得たいのならば、クセのない製品を安価にして広告と販路を広げる。利益重視でニッチな顧客を狙うときは、高性能高価格の製品を限られた広告で直販する。

などなど、マーケティングのおもしろいところです。

 

以上、4Pについてざっくり説明しました。

普段のお買い物で4Pを意識すると楽しいかもしれません。

4Pそれぞれ深〜い理論があるので、もっと勉強してまた何かブログにできたらいいと思います!